好奇心が自分を助ける
というお話をします。
どういうこと?と思ったかもしれません。
もう少し詳しく言うと、
好奇心があると色々なことに興味を持って、話を聞いたり本を読んだりする。
だから自分が困った時、頭の中にある色々な情報を使って解決策を見つけやすい。
ということなんです。
あなたはどんな時に自分がストレスを感じると思いますか?
どうなるとうつになるほど精神的に参ってしまうと思いますか?
私は昔、軽度のうつになったことがあります。
その時感じたことは、
人は、
今の最悪の状況から抜け出す方法が分からない、もう自分ではどうすることもできない。
そう思った時うつになるんだ。
ということです。
こうやってダメだったから今度はこうしてみようと考えているうちは、うつになりませんでした。
まだ試してみる方法があるから。
これをやってみたら、もしかしたら良くなるかも。
という希望があるから。
でも
これをやってダメだった。
他にもやってみた、でもダメだった。
もう打つ手がない。
こうして絶望した瞬間うつになる。
そう感じました。
だから、好奇心を持って普段から色々な情報を頭に入れておくことってすごく重要だと思うんです。
何も解決策を思いつかなかったら、何かあった時すぐにもう自分はダメだと考えてしまいますよね。
それを防ぐためにも、普段から色々なことに興味を持って知っているってとても強いと思います。
好奇心を持つと言っても難しいことではありません。
本を読むのが苦手でも、人の話を聞くことはできるでしょう。
色々な人の話を聞くことで多くの情報が入ります。
特に、自分と全く違う人生を歩んできた人や別の分野の勉強をしてきた人と話すと、今までになかった視点を持つことができますよ。
困った時に自分で解決できなくても、適切な相談先を知っているとか、適切なアドバイスをくれる友人が誰か知っているだけでも全然気持ちが違います。
好奇心の鍛え方
私は覚えている限り、高校生くらいまでほとんどのことに無関心な人間でした。
人にも無関心だし、やってみたいと思うようなこともあまりない。
気になると思っても、何かするのは面倒だし。
無関心というか、無気力というか・・・。
そんな私がどうして、好奇心を持つようになったのか。
いえ、好奇心を持てるようになったのか。
と言った方が正しいかもしれません。
好奇心とか全然ない・・・
というあなたもご心配なく。
10代の頃、親にまで「無関心だよね」と言われた私がやってきたことを紹介します。
自分の気持ちに敏感になる
まず初めは、自分の気持ちに敏感になることです。
好奇心がないと思っている人は、自分の好奇心に気づかなくなってしまっているだけ。
無関心な1歳児とか見たことないですよね?
みんな生まれた頃は好奇心の塊だったはず。
それがなくなったとすれば、自分の素直な気持ちに鈍感になってしまったということです。
自分の気持ちに敏感になるためには
「ん?何かあれ気になる。」
を意識するところからです。
「気になる」と感じたら、試してみる。
レストランで気になる料理を食べてみる
お店で気になる飲み物を見つけたから買ってみる
ネットで見た場所が気になったから調べてみる
なんでもいいんです。
これなんだろう?
どんな味だろう?
ん?と思って一瞬だけ足を止める程度かもしれません。
日常で少しだけ心が動かされていることってあると思うんです。
でも何もしないから、忘れて通り過ぎる。
それを、ちょっと見てみる。
手に取ってみる。
それだけで少しずつ気になることが増えていきます。
気になったら何も考えずやってみる
最初は手に取るだけ、ちょっと見るだけでピンと来ないかもしれませんが、それを繰り返しているうちに
びっくりするほど気になるものが増えてきます。
気になったら、
難しそうとか
自分にできるかなとか
続かないかもとか
そんな余計なことは考えずにやってみてください。
正直、少しやって他の物に興味が移ったとか、難しくて挫折したとか私はいっぱいあります。
でも時間があれば再開したい気持ちはどれもありますし、時間の無駄になったものは一つもありません。
そして、それらのおかげで
「え?なんでそんなこと知ってるの?」
と言われることがあります。
色々な体験が誰かの役に立つこともあるし、自分の役に立つこともあり、好奇心がこんなに大事なことだとは思っていませんでした。
初めは無関心を直した方がいいかも、くらいだったのですが今は考えていた以上にメリットがあったなと思っています。
あなたは新しいことにどれくらい興味がありますか?