メンタルヘルス

どの職場に行ってもパワハラを受ける理由

「どこの職場に行ってもパワハラ上司の下につくことになるなんて、私は本当に運が悪い。」

そう思っていませんか?

上司が変わっても毎回パワハラを受ける場合、自分の態度が原因かも!?

パワハラをする側が悪いのは当然です。受ける側が悪いわけではありません。
しかし、自分の態度や内面を見直して状況が改善されるなら良いと思いませんか?
パワハラを受けやすい人の特徴と改善法をお話しします。

パワハラを受けやすい人の特徴

パワハラを受けやすい人と受けにくい人がいると感じませんか?
なぜ自分ばかり・・・と思っている人は、ある特徴を持っています。

パワハラを受けやすい特徴1:おとなしい

すべてを受け入れて言い返して来ない人には、理不尽なことでも何でも言いやすくなります。最初はちょっとしたことだけだったのに、段々エスカレートしていく可能性が。

パワハラを受けやすい特徴2:「すみません」が口癖

何かをやってもらった時、自分が悪くない時、いつでもどこでも「すみません」という言葉が口から出ていませんか?「すみません」と言っておけば全てまるくおさまると思っている人は注意です。

パワハラを受けやすい特徴3:自己肯定感が低い

これは特徴2の「すみません」という口癖にもつながっているかもしれません。

自分は仕事が遅いから
ミスばかりするから
まだできないことが多くて
学歴が・・・

様々な理由をつけて、何を言われても仕方ないと無意識に諦めてしまっていませんか?
でも、これらはパワハラを受けるのが当然という理由にはなりません。

パワハラを受ける状況を改善するには

解決に導いてくれそうな信頼できる人に相談しつつ、自分の意識を変えていきましょう。

しかし、既に精神的に参ってしまっている場合は心療内科を頼ってくださいね。治るまでに1年以上かかることになろうとも、パワハラする人は残念ながら何の責任もとってくれません。自分を守れるのは自分だけです。

誰にどう相談すればいい?

まず、パワハラを受けている状況を改善するために、すぐできることは相談ですね。
誰にするかもポイントです。

友人や家族に話を聞いてもらうのも良いですが、それでは根本的な解決にはなりません。パワハラをしている人より上の立場の人や、その人が信頼しているような人に相談すると解決に一歩近づけます。相談する時は感情的になることなく、冷静に事実を話しましょう。

例えば

  • パワハラを受ける頻度
  • 何と言われたか

腹が立つ、悲しい、色々な感情があると思いますが、グッと堪えて自分の感情は言わないようにしてください。事実のみを伝えることで自分が冷静に対処している印象を与えられます。

パワハラ人間の撃退方法

撃退は言い過ぎかもしれませんが、
強い言い方や理不尽なセリフを減らすことはできると思います。

その方法は、自分の内面を変えていくことです。

内面は突然次の日から変えられるものではありません。
相談をして他の人に対処をお願いしつつ、
今後、別の職場でまた同じことが起こらないように自分も変えていきましょう。

初めは「すみません」という口癖を直すのが一番簡単だと思います。
無意識に言っていて自分で気づいていない可能性もありますが、「すみません」を連発している人は結構な割合でいるんです。

これが口癖になってしまっている人は、「ありがとうございます」と言うべき時も「すみません」と言っています。

そういう人は、例えば何かをしてもらった時、
こんな私が人の手を煩わせるなんて申し訳ない。
という気持ちが入っています。

逆に、心から「ありがとう」という人はどういう気持ちが入っていると思いますか?

助けてもらって嬉しい。
この人がいてくれて良かった。
助かった。

という気持ちです。

これを踏まえて、あなたが言われてうれしいのはどちらでしょうか?

「ありがとう」と言われた方が嬉しいですよね。

すぐに「すみません」と言う人は、
こんなダメな自分が・・・
という考えが根底にあります。

その考えは周りにも伝わってしまうのです。
ですから、結果的に周りからも軽く扱われてしまいます。

「すみません」と言いそうになったら、「ありがとうございます」に言い換えるようにしてみてくださいね。

お礼の言葉が自分を幸せにし、周りも変えていく

「すみません」と言うのに慣れてしまっていると、「ありがとうございます」という言葉に変えるだけでも一苦労です。

「す・・・」

「ありがとうございます」

という状態ではないでしょうか。

しかし、慣れてくると相手の反応も落ち着いて見られるようになります。

例えば、何かしてもらった時
「ありがとうございます」と言った時の方が、明らかに相手が笑顔になると気づくはずです。

それは、誰かの力になることで自分の存在価値を感じるから。
みんな誰かの役に立ちたいんです。誰かを喜ばせたいんですよ。
だからあなたは申し訳ないと思って謝っていたら勿体無いと思うんです。

全力で喜んで、あなたがいてくれて本当に良かったという気持ちで「ありがとうございます」と言えば、相手に喜んでもらえます。

ここまでくると、自分の考え方も変わってくるはずです。

なぜ今まで「すみません」と言い続けていたんだろう。「ありがとうございます」という言葉に変えただけでこんなに人を喜ばせることができるのに。

そう思えてくるでしょう。

「自分なんて」と思っている時は自分を中心にしか考えられていません。そこに、自分に関わる周りの気持ちはないんです。

でも、周りの反応が変わったことに気づけるようになったら、
あなたが喜びを素直に表現するほど相手に喜ばれ、
嬉しくなればまたその人が助けてくれるようになり、

喜びの循環が生まれます。

そんな喜びに溢れている人に対して、パワハラのような態度をとる人がいるでしょうか?
もしいたとしても、助けになってくれる人がきっと現れるはずです。

この記事であなたの気持ちが少しでも軽くなったら嬉しいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。

  • この記事を書いた人

ゆめか

お仕事効率化アドバイザー / 【経歴】開発職→品質管理職→エンジニア部門の事務職 / 現在は、仕事が遅いと悩み苦しむ人に向けて情報発信をしている。

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